ネタバレご注意を。
ホラー映画のザ・ボーイを観ました。
あらすじ
元彼から逃げるように、縁のない土地で住み込みの子守りをしにきたグレタ。老夫婦に紹介されたのは人形の男の子・ブラームス。夫婦は「破ってはならない10のルール」をグレタにたくして旅行へでかけました。雇い主の目が届かなくなるとグレタはブラームスの世話を放棄し、食材などを届けにくるマルコムとの距離が近くなる。すると人形のブラームスに異変が起こり…。
ホラー映画好きなので嬉々として挑戦。ホラー映画って作品数が少ないもん。
あらすじを見ると死霊館のリメイク系かと思いますよね。
実は本家のアナベルを観たことがないリズ。有名すぎて、観てないのに観た気になっている作品です。
と思ったらちが〜う!のでおもしろかった。
アナベル人形であってほしい気持ちと、いやこの展開で超おもしろいって気持ちがせめぎ合っているのです。
以下ネタバレ。
まず、このブラームスの人形のつくりが絶妙だなと思いました。
映画を観る人は「この人形が何かやらかす!」と身構えるので不気味に感じるんですけど、ふつうに人形を見たら綺麗なんですよね…。
死霊館のアナベルは見た目も邪悪で受け入れられないじゃないですか。
リズはこのブラームスなら、部屋に置けって言われたら置ける。アナベルは嫌。
でも元々から人間型には興味がないので、強制されなければ置きません。
人形のお世話をサボってマルコムと暇つぶしに出かけようとすると、人形の視線が気になりだす。
マルコムと夜遊びに出かけようと準備していると、外出着のドレスがなくなる。
人形が悪さをしていると考えて、なぜか嬉しそうなグレタです。
老夫婦が人形のブラームスを人間のように扱い可愛がっている理由をグレタが調べだすと不穏な空気が漂ってきます。
ブラームスは幼少の頃に火事で亡くなったとされていましたが、同時期に同じ年頃の女の子が頭蓋骨陥没遺体として見つかっています。
犯人は捕まっておらず、もしかしたらブラームスの仕業だったのではとマルコムが言う。
しかし、グレタはブラームス人形に愛着を感じ始めており、「この子はいい子」と信じようとします。
ちなみに、この頃に老夫婦は旅行と言いながら入水自殺します。
グレタを生贄に捧げて自分たちは死に逃げるという悪党です…。
責任の取り方が違うやん!
DV夫に居どころがバレて屋敷に訪問され襲われるのですが、そこでブラームスの本体が登場。
夫から助けてもらいますが、やはりグレタは受けいれられません。
ブラームスはグレタがとても気に入ったようで出てきたのに報われない。
哀れさを感じるけれども、子どもの頃に女の子を殺してますからね。
この夫が来なければ、高給なのでグレタはこのまま屋敷に住んだんじゃないかと思う。
少なくともブラームス本体が姿を表すまでは。
老夫婦は死んだけども、屋敷を維持しているわけなので恐らくはブラームスが生きている間の蓄えもあったんちゃうかなぁと。
お金も尽きるし、ブラームスも自分たちで責任を取れないから死を選んだ可能性もありますけども。
この映画、面白かったのでおススメ。
ブログランキングに応援ポチッとお願いします。