スペイン映画の「ラスト・デイズ」を観ました。
リズはなぜかメキシコだと思いこんで観ていたんですが、舞台はスペインです。
あらすじ
「建物から外へ出られない」という奇病が世界中に広がった。主人公・マルクは会社にいるときに発症したため自宅へ帰れなくなる。喧嘩別れしたままの身重の妻を探すために、職場のスタッフたちと人力で建物の壁に穴を開け、地下鉄線路や下水道を通って行く。
序盤では、引きこもりの少年が外に出ることを親に強制されそうで自殺したり、クビを言い渡されて建物から引きずり出されたマルクの同僚が心臓発作で死んでしまったりします。
この同僚は「どうしても外に出られない病気」を発症したために家に帰ることができず、コッソリ会社に住んでいました。
“コッソリ”と言うのは、早くから奇病にかかってしまっために周りの理解が得られず、打ち明けられなかったからです。
もともとマルクの会社はリストラを積極的に行なっていたので、「勝手に会社に住みこみやがって!」と屋外に出されてしまい死亡。
タイミングが違えばこんな目には合わなかったんですが。
マルクは同じ会社のエンリケという男と一緒に行動します。
エンリケはリストラ宣告をする役目をしており、尊大な態度をとる嫌な男なのですが、地下で自分の居場所を確認するためのGPSを確保していました。
勘だけでは目的地にたどり着けないマルクは仕方なくエンリケと共に。
リズ的な映画の見所はエンリケの行動ですね。
こういう役って2択じゃないですか。すぐに裏切って消える or 実は良い奴で最後まで一緒にいる。
エンリケは後者で、最初はすんごく嫌な奴なんですが、彼はいちいちマルクを助けるんですよ。
追い詰められた人間同士が争う中、わざわざ戻ってこなくても良いのに、ピンチには駆けつけるというヒーローです。
しかも目的地が「父親がいる病院」なところも泣かせてくる〜。
マルクを助ける役ですが、映画の最後の最後までちゃんと意味を持っている存在なので、しっかりチェックしてね!
どうして世界中にこの病が広がったのかとか細かいことは一切わからないので、そういうところを流して人間ドラマだけを観られる人にはおススメです。
リズはポンコツなので理由は気にしませんよ。だから大抵の映画は楽しめる!
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