ネタバレご注意を。
映画『フェーズ6』を観ました。
※現在huluでは配信終了しております。
あらすじ
致死率100%のウイルスが蔓延する世界で4人の男女が放浪する。
感染者に近づかない、感染者が触ったものは消毒する、感染者を助けないをルールにして生き残ってきたが、ガス欠で困っていた父娘と交換条件で道中を共にすることになる。
父娘と別れたあとはウイルスが死滅するまでビーチで過ごそうと車を走らせる。
兄弟のブライアンとダニー、それぞれの彼女としてボビーとケイトが登場人物です。
ウイルスに感染した人がゾンビ的に襲ってくるような映画ではなかったですね。
感染率が高いし致死率も高いのでパニックになるということです。
登場人物がみんなアホっぽくて呆れながら観る映画です!
人間として情は大切なのでボビーの行動を否定できません。
ボビーは苦しむ小さな女の子に寄り添って、血を浴びたために感染しました。
でも「映画を観ている人」としては「お前…!死亡フラグでしかないから見捨てなさい!!」と思うよね。
当事者の気持ちを考えながらも、鑑賞者としてツッコんじゃいます。この映画に限らず常にですけども。
兄ブライアンの弟を守りたい気持ちは本物だと思っています。
でもプレッシャーもあるし、おそらく元々の性格からかなり支配的な態度をとります。
弟のダニーは自分では何もできないヘタレなのに、兄の尊大な態度に反発心を抱いている。
この兄弟がハッピーエンドを迎えるわけはないですよね。
中盤でブライアンは彼女のボビーを感染者として見捨てます。
これは自分の決めたルール「感染者を助けない」に従ったため。
感染した事実を隠されていて頭にキたのもあるでしょうけども。
正しい判断なのでしょうが、やはり情のある人間としては冷たいなぁなんて思っちゃいますしね。
こういう映画はスッキリしないのが定番!
もやもやして色々考えちゃうのが好きな人はぜひ。
なにも考えずに“ながら見”すると「こういう世界ではやっぱり人はアホになる」と思う。
うーん…むしろ本能に従った人間らしくなる?かもしれない。
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