「ブラック・スワン」を観ました。
2010年か…最近のように感じていたんですが、けっこう前の作品ですね。
あらすじ
有名バレエ団に在籍するニナが、引退するトップダンサーのベスに代わってスワンの役を目指す。ライバルはサンフランシスコから来たリリー。
オーディションの結果、役を勝ち取ったニナは強迫観念に悩まされることになる。
主人公のニナがナタリー・ポートマン。ベスはウィノナ・ライダー。リリーはミラ・クニス。
豪華ですよねぇ。ミラはあんまり知られてないかもしれないけど、テッドを観た人は知ってるよね。
主人公のニナが憧れの役を手に入れてしまったがために変わっていくお話なんですが、バレエを題材にしているだけあって映像が綺麗です。
だからこそ迫力があるものになったんだろうな、と。
これを観たらバレエ鑑賞したくなりますよ!
一方で、痛みを伴う強烈シーンも挟んであるので注意。
爪が1番嫌い。身近なパーツで痛みの経験がある人も多くないですか。だからゾッとします。
ニナが精神的にも未熟で弱いのはアレコレと束縛する母親のせいなのは明らか。
自分が子供を身ごもったことでダンサーを諦めたという言い訳。
だからニナは代わりにトップを目指さなければならない。
踊りに関すること以外に興味を持たせまいと、厳しく管理しています。
この情熱はスゴいなぁと思うんですけど、「子どもを自分の分身として作り上げようとする」のはやっぱり精神を病んでいるよね。
自分ができなかったことを子どもにさせる、親なら誰だって多少はあるでしょう。
でもねぇ…子どもにも人格がある。無理に仕立て上げてもいずれ崩壊します。
そんな母親の束縛を実は疎んじているニナの自我が主張を始めるというか…。
急な成長を遂げるために狂っていく様が記憶に焼きつきます。
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